スタイルのひとつと思う「共同生活(にて何も始まっちゃいない人間関係)」を実にうすっぺらい物語で描き切っている。基本的にどうでもいいエピソードが満載だが決してつまらなくはない。桑田佳祐みたいだ。
無駄なエネルギーを感じる。同じ流れで「決壊」を読んでみたいと思った。
東野にハズレ無しだけど、別にそこまで面白いとは思えない。
何も残らない一冊。劇団ひとりは正直大好きなので深夜TVでもっと見たい。
絲山さん独特の突き放しつつ温かい人間関係の描き方は味わいがある。孤独とのつきあい方を毎回教えてもらっているが、本作はいつもよりも湿度が高くて登場人物みんな気高くて、格別な感動がある。一分の隙無し、名作。
上記とは逆に登場人物みんなまったくダメ人間だけど、愛らしい。